HDR時代のHDMI音声分離器。RS-HD2HDA-4Kを購入
4K/60Hz/HDR対応のHDMI音声分離器RS-HD2HDA-4Kを購入しました。手持ちのオーディオ機器が4K/60Hz/HDRパススルーに対応していないので困っていたところ、この分離機で解決できました。
2019/8/27 追記:音声分離とHDMIセレクターを統合した新型「RP-HDSW41A-4K」が発売
RS-HD2HDA-4Kと同等の音声分離機能を備え、HDMIセレクターが付いたRP-HDSW41A-4Kが発売されました。機能的には上位互換であるにも関わらず、価格はこちらの方が安くなっています。
ただし、RS-HD2HDA-4KではDolby AtmosとDTS:Xの音声分離が可能ですが、RP-HDSW41A-4Kでは非対応になっています。まあ、Dolby Atmos世代のオーディオ機器を使っているならHDRパススルーもできて当たり前だと思いますし、音声分離する意味がないんですけどね。
ここからはRS-HD2HDA-4Kに関する内容です
自分が現在使っている映像機器はPS4 ProとAcerのHDR対応ディスプレイET322QKwmiipxです。 オーディオ機器はSonyのサラウンドヘッドホンMDR-HW700DSとサウンドボードHT-XT1で、両方とも4K/60Hz/HDRをパススルーできません。
RS-HD2HDA-4KでPS4 Proの音声を分離して、映像はHDRに対応させつつLPCM 7.1chが出力できることを確認しました。図にすると以下のようになります。
気づいたこと、欠点
- USB→5.5mm電源プラグ変換ケーブルを使えばUSB電源で動作する
- HDMI CECの電源ON連動はできない
- 入力は1つなので、機器の切り替えはケーブルの抜き差しが必要→RP-HDSW41A-4Kならセレクター機能あり
- 一般的な音声分離器より値段が高い(オーディオ機器を買い換えるよりはマシ)
- Fire TV (2017)で使うと映像が白っぽくなる。2021年3月追記:Fire TV Stick 4K (2018)では問題なし
Fire TV (2017)でRS-HD2HDA-4Kを使う必要はない
Fire TVはビデオソースに合わせてフレームレートを自動調整する機能があり、ほとんどのビデオは3840x2160/24Hzで再生されます(1920x1080のビデオは拡大表示)。この場合はMDR-HW700DSがパススルーできるのでRS-HD2HDA-4Kを使う必要はありません。また、RS-HD2HDA-4KにFire TVを接続すると映像が白っぽくなるのでお勧めしません。Fire TV Stick 4K (2018)ではこの現象は発生しないので、そちらを使いましょう。
ラトックシステム 4K60Hz/HDCP2.2対応HDMIオーディオ分離器 RS-HD2HDA-4K
- 発売日: 2017/12/19
- メディア: Personal Computers