ASUSのファンレスマザーボード「PRIME J4005I-C」でゲームリモートプレイ用PCを作ってみた
ASUSのGemini Lake SoC搭載マザーボードPRIME J4005I-Cを購入しました。目的は「寝ながらPCゲームをプレイする」です。ポータブルモニターとタブレットアームを使い、Steamでホームストリーミングすることを狙いました。この記事ではマザーボードの特徴と使用感を紹介していきます。
実はHDMI 2.0対応
PRIME J4005I-Cを使ってみて意外だったのが、HDMI端子が4K 3840 x 2160 60Hzに対応していることでした。
スペックに ”Supports HDMI with max. resolution 4096 x 2304 @ 24 Hz” と記載されているので勝手にHDMI 1.4だと思っていました。
ただし4K 60Hz対応と言ってもヌルヌル動くわけではなく、ブラウザーのスクロールなどは多少カクつきます。
Steamホームストリーミングは1080pで充分快適。Moonlight PCだとさらに綺麗
目的であるゲームのストリーミングプレイは思ったよりラグが少なく、自分の環境では22ms程度の遅延でした。タイミングがシビアなゲームでなければ充分だと思います。ストリーミングはDXVA2のハードウェアデコードが有効になっていました。
NVIDIA SHIELDのゲームストリームがPCでも使えるようになるMoonlight PCも試してみると、さらに綺麗で安定したフレームレートでプレイできました。SteamがH.264でエンコードしているのに対してSHIELDはH.265を使っているので差が出ているのかもしれません。
ケースファンのセミファンレス化が可能
BIOSで呼び出せるQ-Fan controlでは、CPU温度が閾値以下に下がるとケースファンを停止するように設定できます。停止できるのはDC 3ピンコネクターのファンをマニュアル制御で「Fan off」にした場合のみで、PWM 4ピンのファンでは設定できませんでした。